月が綺麗な夜に

このブログは自分だけの世界地図を作るための旅の記録

【My roots】 九重カフェ

こんにちは、天地 海人(アマチ カイト)です。

  

僕は今、地元和歌山に帰省中です。

昨日は僕が育った熊野川町九重の祖母の家に行ってきました。

九重は過疎化が進み住人は30人未満まで減ってしまいましたが、ここは僕の原点です。

 

この地区の九重小学校(現在廃校)に小学校1年から2年時に休校になってしまうまで通いました。

当時の全校生徒は8人、教職員7人しかいませんでした。

入学式は僕一人しかおらず、テレビ局が取材にきたのを覚えています。

とても自由な校風で課外授業や、全校生徒合同の授業などもあり、生徒も先生もみんな家族のような学校でした。

 

その九重小学校の校舎が今はなんとカフェになっています。

 

人口30人未満で高齢者しかいない過疎地にカフェがあるのです。

母親から九重にカフェができたと聞いたときは

「なんでこんな田舎に?」と疑問に思いましたが、帰省した際は毎回立ち寄っています。

 

今日はその『Bookcafe kuju』と『パンむぎとし』をご紹介します。

 

 

まず九重の場所は新宮市から北山村へ向かう国道169号の途中にあります。

新宮市から車で30分程度です。

ちなみに大阪(天王寺)から新宮まで特急で4時間かかります(^_^;)

 

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大きな看板が目印で、運動場だった場所が整地され駐車場になっています。

中にはカフェとパン工房が併設されています。

 

九重地区は水害が多く家屋は石垣の上に作られており、九重小学校も石垣の上にあります。

 

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懐かしの校舎です。

休み時間遊びまわった運動場はアスファルトの下に埋まってしまいましたが、校舎は当時のままです。

 

坂を登り上に着くと

 

 

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逆光がハンパない(笑)〈僕の撮影技術を磨かなければ。。。〉

 

簾がかかっている部屋が当時は職員室で

登校すると窓から覗き込み「おはようございます」と、先生たちに挨拶するのが朝の日課でした。

 

 

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コンクリート打ちっ放しの床が懐かしい。

中に見える下駄箱で上履きに履き替えて教室へ向かっていました。

 

校舎の中はカフェと本屋とパン工房が一体になっています。

 

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手前のカフェは職員室。奥の本屋は教室でした。

右のパン工房は給食室で、お昼の時間が近ずくとソワソワしながら「今日のメニューはなんだろう」と、覗きに行きました。

 

給食は近所のおばちゃんが作りに来てくれており、毎日手作りの給食をいただいていました。

給食のおばちゃんは、僕の母親が小学生の時から九重小学校の給食を作ってくれていたそうです。

コロッケが本当に美味しくて、献立にコロッケがある日はとても楽しみでした。

 
現在のカフェのメニューも豊富でサンドイッチや軽食もあります。

パン工房で作られたパンはこちらのカフェで食べることもできます。

 

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コロッケはないか(笑)

 

ドリンクは全て400円とリーズナブル♪

季節によって限定のドリリンクもあったりします。

去年の夏は夏蜜柑ジュースがありました。

 

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店内入るとすぐにキッチンがありここで注文をします。

僕と同い年ぐらいの店主(柴田さん)と女性の店員の二人がいました。

 

今日は祖母を待たせていたので、持ち帰りでアイスコーヒーを頼みました。

苦味の中にも少し甘みのある感じで僕が好きな味です。

 

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店内にはテーブル席もあり、ゆっくりくつろぐこともできます。

 

授業中眺めていた窓から見える山の景色は今も変わりません。

 

 

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こちらはカフェスペースの吹き抜け窓から見た本屋スペースです。

パン作りの関係書籍が豊富に揃っています。

 

廊下側から回ると

 

 

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このような感じに。

雑貨も少し揃えてありました。

僕が毎日授業を受けていた教室が本屋になっているのは不思議な気持ちです。

 

中にはこんなものも

 

 

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理科室にあった実験棚です。

『Bookcafe kuju』は学校で使われていた多くの備品が再利用されています。

 

そして奥の3・4年生の教室は大きなテーブル席になっていて

 

 

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椅子は見てわかる通り学習椅子。

木製の椅子は体育館で催事ごとの時に使われていたものです。


こちらの部屋にはキッズスペースも

 

 

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そしてなんと授乳スペースも完備!

 

 

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子ども連れでもゆっくりできるように配慮されています。


廊下には

 

 

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昔の在校生の作品です。

九重小学校は版画工作に力を入れており、僕が在校していた時も大きな作品をみんなで作りました。

 

廊下から見た隣の『パンむぎとし』の店主(林さん)がパン生地をこねているのかな?

 

 

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こちらのパンはしっかりとした食感で、麦の風味が独特です。

食材と製法には店主のこだわりがあり、オーガニック栽培の小麦を石臼挽粉し、天然酵母で発酵させた生地を大きな石窯で焼いています。※詳しい情報はこの記事の最後にリンクされているホームページからどうぞ。

 

アイスコーヒーとむぎとしのパンを抱え

「友達だったやっちゃんや、担任の堀渕先生に会いたいなぁ」なんて思いつつ九重カフェを後にしました。

 

 

僕の人生は様々なルートを通り今に至ります。 

そのルートを遡るとたどり着くのが九重で過ごした少年時代です。

 

毎日が楽しくてしかたなかった子どもの頃の、純粋な ”楽しむ気持ち” は今もどこかにしまってあって、また取り出してみようとしている大人の僕がいます。

 

何歳になっても ”楽しむ気持ち” があればなんだってできるし頑張れる。

帰る場所があるから旅に出れる。

 

時には自分の原点に帰りゆっくりとした時間の中で、自分を振り返ることも大事だと気付かせてくれる。

そんな場所が『Bookcafe kuju』です。

 

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旅をしていく中で「僕も地域に密着したことが何かできないか?」

なんてことも考えている今日この頃です。

 

ではまた👋

 

 

Bookcafe kuju

℡0735-30-4862

和歌山県新宮市熊野川町九重315 旧九重小学校校舎

http://www.facebook.com/bookcafekuju

 

パンむぎとし

和歌山県新宮市熊野川町九重315 旧九重小学校校舎

℡0735-30-4862

mugitoshi.com